常に編集モードのMerb製Wikiエンジン「tilswiki」
Rails3.0で統合されることが決まっているが、一時はRailsと双璧をなすくらい注目が集まったのがMerbだ。フレームワークを使い方を知るには、ソースコードを見るのが一番速い。そしてそれはよく知られたシステムであるのが最適ではないだろうか。という訳でWikiエンジンは勉強にぴったりの題材だ。
Merbを使ったWikiエンジン
そこで今回はMerbを使ったWikiエンジンを紹介しよう。これがまたなかなかユニークで面白いのだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはtilswiki、Merbを知るのに最適なWikiエンジンだ。
tilswikiが変わっている点は、常に編集モードにあるということだ。とは言ってもテキストエリアで表示されている内容は見やすい状態で、さらにWYSIWYGで編集するので見やすさと編集のしやすさを兼ね備えている。
スライダで履歴を見る
入力できる項目は文字の装飾と画像の挿入、そして別なURLへのリンクとなっている。別なリンクを作成すると、なぜか元のページの内容が書き変わってしまうので注意して欲しい。また、URLは指定できる訳ではなくハッシュ値のようなものが(TinyURLのように)生成されるようになっているので、別なページとのつながりが分かりづらいという欠点がある。
その他、ページの内容が更新されたらメールを送信する機能や、スライダを使ってビジュアル的に更新履歴を確認する機能などがある。一風変わっているが、実用的な機能も数多く備えた面白いWikiエンジンだ。
tilswiki
**til’s tilswiki at master - GitHub