複数台のMac OSXにデータをプッシュする「Push」
Dropboxは便利なソフトウェアだ。遠隔地にいるPC同士でデータを共有するのがとても簡単になった。が、欠点もある。それはインターネット上にデータを出してしまう点だ。もちろんセキュリティには気を配られているだろうが、その点が気になるという人は少なくないはずだ。
サーバから複数クライアントにファイルをプッシュ
一つのサーバから他のコンピュータに向かってデータを配信すれば良いというのであれば、Pushが便利に使えるかもしれない。
今回紹介するフリーウェアはPush、サーバからデータをプッシュ配信する共有ソフトウェアだ。
PushはMac OSXをサーバとして動作するソフトウェアだ。サーバ上にあるファイルを複数台のコンピュータに対して配信することができる。受け取るクライアントはファイルがローカルのドライブ上に配信される。
クライアント設定
Mac OSX同士の共有のように書かれているが、実際の利用はファイル共有を使っているのでクライアントはMac OSXには限らないと思われる(お試しいただきたい)。実際、クライアント側では特にインストールするソフトウェアはない。共有名を指定することもできるので、クライアントの指定した場所に対してファイルを配信することができる。
ファイルサーバの機能として用いれば、ノートPCで外に外出するマシンに対しても情報を配信し、共有できるようになる。Dropboxのように相互の共有はできないが、それでもインタフェース上にファイルを出さないので安心して使えそうだ。
配信設定は複数指定ができ、フォルダごとに設定を行う。さらにクライアントごとに配信しないファイルを設定することも可能だ。社外で使うプレゼン資料を配信したり、カレンダーファイルを配信するような、シンプルなファイル共有に利用できそうだ。
配信中
Jazzaround.net | Push