ビジネス場ではPDF文書のやり取りが多い。帳票はもちろん、契約書やシステム的な説明書であってもPDFで配布されるようになっている。様々なソフトウェアにおいてPDFを生成する機能が提供されているが、システムで自動生成する場合に利用されることが多いのはXMLをベースにしたものではないだろうか。

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アップロードしたPDF一覧

   

もし社内においてXMLをテンプレートしてもPDFを生成する仕組みを使っているのであればConsultationXMLが役立つかも知れない。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはConsultationXML、PDFをXML化するXMLエディターだ。

ConsultationXMLはWebベース(PHP + MySQL)のシステムで、PDFファイルをアップロードする所から操作がはじまる。アップロードしたPDFファイルは自動的にHTMLやXMLファイルに変換される(pdftohtmlを利用)。画像も抽出される。

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XML編集画面

 

そしてXMLはタグ入力補助のついたエディタで編集することができる。HTMLでプレビューしたり、抽出された画像をまとめてZip圧縮してダウンロードすることが可能だ。XMLもダウンロードできる。

使いどころが難しいが、契約書などでベースになるPDFを作成し、それをConsultationXMLにアップロードしてクライアントの名前や住所などを編集し、再度それをテンプレートとしてPDFを生成するというのが妥当だろうか。なお、pdftohtmlが日本語に対応していないと抽出されなくなってしまうのでご注意を。

 

**The Dextrous Web

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http://www.thedextrousweb.com/labs/consultationxml/