開発者にとって何よりも怖いもの、それがバグだ。だがバグの発生を個人の責任にしていては、決して改善されることなく、ずっと生み出され続けるだろう。そう、バグは開発プロセスの問題(開発自体、またはテスト過程など)なのだ。

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PHP+MySQLのバグトラッキングシステム

 

バグを見つけ出す作業およびそれをつぶしていく作業はプロジェクトチーム全員であたっていく必要がある。そのための管理インタフェースとしてBUGSを紹介しよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはBUGS、Webベースのバグトラッキングシステム(BTS)だ。

BUGSは継続的なバグトラッキングを見据えている。マイルストーンを設定したり、ビルドのバージョンを記したりして管理することで、いつどのような状態において見つかったバグなのか分かるようになっている。

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入力画面

 

初期設定項目を含め、入力項目は数多い。そのため、ライトに作業を進めたいという場合は不向きかも知れない。だが販売するソフトウェアのBTSであったり、継続的な自社サービス開発などのBTSであれば便利に使えそうだ。

カレンダー機能やメッセージ送信、ニュース投稿などBTSの範疇を越えたような機能もある。BTSを軸としたCMSであり、社内ポータルにさえなり得る。2009年に入って2.0がリリースされ、今後さらに便利になっていくと思われる。BTSの文化をプロジェクトの後半の一時的なものにしたくない企業は要注目だ。

 

The Bug Genie - friendly issue tracking

 http://www.thebuggenie.com/

SourceForge.net: BUGS - The Bug Genie

 http://sourceforge.net/projects/bugs-bug-genie/