システム開発者がフレームワークやプログラミング言語にこだわるように、Webデザイナーの方はWeb標準への適合性に敏感だ。そのための仕組みも用意されているが、Webサイト全体をテストしようと思うと非常に大変だ。

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デザイナ/開発者双方にお勧めのテスティングツール

 

そこで手軽にできるようにしてくれるツールを使ってみよう。Windows、Mac OSX、Linuxのそれぞれで動作するRightWebPageがお勧めだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRightWebPage、HTML適合性チェックソフトウェアだ。

RightWebPageはローカルファイルまたはURLを指定して適合性チェックを行える。URLに対してはリンクをたどる深さを指定できるので複数のURLを一気にチェックすることができる。アクセシビリティチェックやキャッシュ、クッキー、日付フォーマット、重複リンク、Validなど多数のテストが指定できる。

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様々なテストが並ぶ

 

元ページのHTML/XHTML指定(自動認識も可能)、ブラウザ画面の大きさ指定(スクロールのテスト用らしい)、ユーザエージェント指定、文字エンコード指定、言語指定など様々な状況に応じた表示結果をテストしてくれる。

結果はエラーや警告と二つの段階で表示してくれる。もちろんエラーは修正すべきだが、適合性からいえば警告も対応すべきだろう。クリーンでValidなHTML、システムを目指してRightWebPageとともに取り組んでみてはいかがだろう。

 

RightWebPage - Web Conformance Tool - Home
** ** http://rightwebpage.org/