GWTを使ったAjaxファイルマネージャ「Mollify」
最近はWebDAVも普及しつつあり、HTTPを使ったファイル管理を行うケースも増えてきた。WindowsやMac OSXなどのクライアントからであればWebDAVをそのまま使うのが良いが、他のクライアントからでは接続が難しい。そのときに便利なのがWebベースのファイル管理ソフトウェアだ。
インタフェースの優れたAjaxファイルマネージャ
Webブラウザからの操作は難点も多いが(特にファイルアップロード)、簡易的なファイル操作であれば十分可能だ。その一つとしてMollifyを紹介しよう。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはMollify、GWT(Google Web Toolkit)を使ったAjaxファイルマネージャだ。
MollifyはPHPベースで作られている。インタフェースにGWTを使うことで、まるでMac OSXのようなインタフェースを実現している。データベースは不要で、設定ファイルの中にユーザやディレクトリ、アクセス権限などを設定する(パスワードが平文なのがちょっとつらい)。
ファイルの詳細
ユーザを設定した場合は最初にログイン画面が表示される。ログインすればフォルダが表示され、さらに深い階層に入ることができる。Ajaxを使っているので操作はスムーズだ。ファイルはダウンロードやリネームが可能で、Mollify上で閲覧することはできない。
日本語のファイル名でも表示やダウンロードは可能だが、ダウンロード時のファイル名は文字化けてしまった(Mac OSX+Safariの場合)。さらにファイルのアップロードができる。ちょっとしたファイル操作であれば十分可能だ。
セキュリティに配慮すると公開されている場で使うのは難しいかも知れない。だがVPSを使って自宅のファイルを操作したり、社内で利用したりと言った使い方は考えられるかも知れない。何より使いやすいインタフェースが好感のもてるソフトウェアだ。
**Mollify
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http://www.jaervelae.com/mollify/
mollify - Google Code