Adobe AIR向けのActiveRecord「AirRecord」
現在、様々なプログラミング言語向けのフレームワークでO/Rマッピングが提供されている。そのため、SQLを書く頻度が下がっており、SQLを書かないとならない場面になるとテンションが下がってしまうくらいだ。
モデルの設計コード
Railsで言えばActiveRecord、Javaで言えばHibernate、PHPであればCakePHPでもO/Rマッピングがある。ではAdobe AIRではどうかと言えば、AirRecordを使えば良い。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはAirRecord、Adobe AIR開発に役立つO/Rマッピングソフトウェアだ。
AirRecordはStartCommandやモバロケなどの開発者で知られるクリエイトシステムの太田氏によるソフトウェアだ。AirRecordはRailsやCakePHPと同じデザインパターン「ActiveRecord」を基に設計されている。
モデルを利用している場面
モデルはテーブル名や関連テーブル(hasManyやbelongsTo)の設定、データ取得時に関連テーブルのデータをどれくらい取得するかの設定を行うことでSQLを書かずにデータを操作できるようにしてくれる。
Adobe AIRではデータベースとしてSQLiteを用いるが、データベース固有の表現などで悩んだ人もいるはずだ。AirRecordを使えばそのような面倒な悩みは払拭され、開発がスムーズになることだろう。
Adobe AIRだけで完結するアプリケーションはもちろん、サーバサイドと連携する際にAdobe AIRだけSQLを書く必要があって面倒に感じていた人なども便利に利用できるはずだ。Adobe AIRを使った開発に取り組んでいる方はぜひ使ってみて欲しい。
Adobe - デベロッパーセンター : ADB開発中!Adobe Developer Box 開発日記 連載4)AIRによるActiveRecordの実装
http://www.adobe.com/jp/devnet/air/articles/adb_howto_develop_ria_part4.html
airrecord - Google Code