広告配信用のサーバとして有名なものと言えばOpenXだろう。このようなオープンソース・ソフトウェアを導入すれば、広告配信や管理サービスが即座に立ち上げることができて便利だ。だが既にできあがっているシステムだけに柔軟なカスタマイズには向かないかもしれない。

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管理画面がないのでこれだけで申し訳ない…

 

既存のサービスと連携させたり、管理画面を組み込んだりするのは難しい可能性がある。そのためのコストをかけても良いのであれば、カスタマイズ重視でRails Ad Serverを導入してみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRails Ad Server(RAdS)、Rails製の広告配信プラグインだ。

Rails Ad ServerはRailsのプラグインとして提供される。バナーIDごとの表示回数とクリック回数、広告配信の形式とCPM、バナーのイメージとURL、キャンペーン設定などが行える。

管理画面などが用意されている訳ではないので、そこは個別に作り込んでいく必要がある。Rails Ad Serverが担当するのはバナー表示やクリック回数の測定に関する部分だ。Rails Ad ServerをベースにすればRailsベースの広告配信サービスを構築することも可能だろう。

Rails Ad Serverは汎用的な広告配信システムというよりも、自社サービス内に組み込む広告システムと言った感がある。Railsアプリケーションに広告配信機能を組み込む際にはチャレンジしてみたいソフトウェアだ。

 

**coolblade’s rails-ad-server at master — GitHub

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http://github.com/coolblade/rails-ad-server/tree/master