これは面白い!あなたの所に届く、赤い印と黒い印、それに四角い枠が書かれた年賀状。これは一体なんだろう…。書かれた文字が何かの暗号になっているのだろうか。その年賀状がAID-DCC.Incさんからであればこのサイトを使って確認できる。

Picture 662.png

この年賀状は…なんだ?

 

ここに年賀状をかざすと、Webカメラに写った年賀状が動き出すのだ。デジタルとリアルの融合したインタラクティブな世界が楽しめる。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはFLARToolKit、拡張現実感を実現するソフトウェアだ。

mixiのオンライン上の友人と年賀状を組み合わせる仕組みも面白かったが、こちらはデジタルとリアルの融合だ。年賀状に書かれたマークをトリガーとして、インタラクティブな映像が展開されるのだ。ARToolKitで知られる拡張現実感プログラミングライブラリのActionScript3で実装したソフトウェアだ。

ピクチャ 15.png

Webカメラに写した年賀状からクリエイティブな映像が溢れ出す!

 

さらに年賀状を動かすとその中からアクションが起こる。単なるトリガーだけでなく、作品の素材としても使われているということだ。これはかなり度肝を抜かれる、ぜひ一度は試していただきたいシステムだ。

ベースになる紙はPDFで公開されているので、印刷したりiPhoneで表示してWebカメラの前に掲げれば良い。ARToolKitは紙の上でタチコマや初音ミクが踊り出す動画で注目を集めたが、何となくローカルアプリケーション的な雰囲気があった。FLARToolKitを使えばブラウザ上で手軽に拡張現実感プログラミングが実現できる。

# 2009年01月10日 追記

本文を色々と修正…

 

FLARToolKit

 http://www.libspark.org/wiki/saqoosha/FLARToolKit

HAPPY NEW YEAR ‘09

 http://09.aid-dcc.com/

**Saqoosha.net :: 年賀サイトのソースコードを公開したよ

 **
http://saqoosha.net/2009/01/08/1677/