iPhoneやWindows Mobileをエンタープライズ向け端末化するフレームワーク「RhoSync/Rhodes」
まだ詳細がつかみきれていないのですがご紹介。
iPhoneやWindows Mobileといったスマートフォンは、個人で使う分には多少持て余す所がある。やはり本来活用されるべきは企業内、エンタープライズ向けのマーケットと言えるだろう。この分野は既にBlackberryなどがシェアを大きく占めているが、日本をはじめまだまだ余剰は大きい。
元データがないので表示されず…。本当は表示されるはず
そんな基幹システムと連携する際に便利なフレームワークがRhomobileの提供するRhoSync/Rhodesだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRhoSync/Rhodes、iPhoneやWindows Mobile、Blackberry向けのアプリケーションを開発するためのフレームワークだ。
RhoSync/Rhodesの使い方として、まずはRhoSyncを説明しよう。これは同期プログラムで、リモートにある(つまり基幹システムの)データをiPhoneやWindows Mobile、Blackberryといったスマートフォンにダウンロードする機能だ。これによりオフライン時でもデータが参照できるようになる。RESTやSOAPに対応している。
アプリケーションの配置はantで行う
そしてもう一つのRhodesが取得したデータを表示するフレームワークだ。これはRuby、JavaScript、HTMLで記述することができるのがメリットだ。言わばスマートフォン向けのRuby on Railsとも言える。そしてiPhoneなどではRhodesが提供するライブラリを使ってコンパイルすることが可能だ。
同期や再描画を行うライブラリのRhoSync、Webベースの技術でスマートフォン向けの実行ファイルを生成するRhodes、この二つを提供するのがRhomobileになる。基幹システムがRESTfulに対応する必要があるが、BasecampやSiebel CRM、Sugar CRM向けのサンプルアプリケーションも提供されている。
せめて社内向けにインタフェースが公開できれば、社内で同期しつつ外部で閲覧するような使い方も可能になる。さらに攻めの一手を高めるためにもエンタープライズとスマートフォンの組み合わせには注目したい。
**rhomobile