Microsoftの提供するシステムを組み込むと原因不明のエラーが起こるというのはよくある(?)ことだ。最近頻発するのが.NET Frameworkのインストールエラーらしい。1.0〜3.5まで多岐に渡るバージョンが存在し、さらに個々のセキュリティパッチやSP1などが存在するために起こるのだ。

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まとめてアンインストール!

 

解決しようとアンインストールしようとしてもできなかったり、余計なレジストリが残ってどうしようもなくなったりする。そこで使ってみたいのが.NET Framework Setup Cleanup Toolだ。

.NET Framework Setup Cleanup ToolはMicrosoft公式のソフトウェアではない(作ったのは中の人)ようだが、.NET Frameworkをまとめてアンインストールしてくれるソフトウェアだ。

.NET Framework Setup Cleanup Toolを立ち上げると、.NET Frameworkのバージョンを選択する画面が出る。しかしそのような選択も無用で、全てのバージョンについて一気に削除することも可能だ。

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完了!

 

実行したら後は黙って見ているだけで良い。個々のセキュリティパッチやSP1などの統合的パッチなどを自動的に判別してアンインストールしてくれるはずだ。終わったらログを見ることができるので、どのような処理が行われたか確認することができる。後は改めてインストールし直すことで、奇麗な環境で作業を復活させることができる。

クローズドなOSである以上、何か問題があったとしてもシステム管理者が手を出せる範囲はごくわずかだ。.NET Frameworkのインストールやバージョンアップ絡みで問題が発生したら試してみたいソフトウェアだ。

2008年12月08日 文脈修正

 

via Microsoft .net Framework Cleanup Tool [gHacks]

Aaron Stebner’s WebLog : Removal tool to fix .NET Framework install failures

 http://blogs.msdn.com/astebner/archive/2005/04/08/406671.aspx