Webアプリケーションの台頭によって、インターネット上にデータを保存することが増えてきた。その際に問題になるのがローカルデータとの同期や、バックアップの方法などだ。特にブラウザでしかデータに触れないというのは不便だ。

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Amazon S3へのログイン(筆者環境では失敗)

 

Googleドキュメント、Picasa、Amazon S3…それらのデータに簡単にアクセスできるのがGladinetだ。

Gladinetは各種オンラインストレージサービスのデータをマウントし、まるでローカルファイルのように扱えるソフトウェアだ。

例えばGoogleドキュメントをマウントした場合、ファイル一覧でWordやExcel、PDFなどのファイルとしてアイコンが表示される。そしてダブルクリックで開くことができる(失敗する場合もある)。日本語も文字化けずに表示される。

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Googleドキュメントをマウントした場合

 

同様にPicasaもアルバムがフォルダとして認識される。アップロードしてある写真をそのままエディターで開いて編集し、保存することも可能だ。Amazon S3も同じはずだが、筆者環境ではマウントに失敗してしまった。

他に使えるのはWindows Live SkyDriveが利用できる。まだベータ版とあって安定性に若干の難があるかも知れない(Googleドキュメントへのアップロードや編集後の保存が失敗する)。また、Googleドキュメントの仕様上、同じファイル名がつけられるためにGladinetでも同じファイルが複数存在してしまう問題もある。

追加の機能としてGmailやGoogleカレンダーを指定して認証情報を登録し、タスクトレイから一発で呼び出すことができる(シングルサインオン機能)。また、リモートPCにログインする機能もあるようだ(未確認)。

オンラインのデータをローカルファイルのように扱えるメリットは大きい。GladinetはGoogleドキュメントやオンラインストレージサービスを使いこなす方にとって必須のソフトウェアと言えるだろう。

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メイン画面

 

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Googleカレンダーをシングルサインオン登録した

 

via Access Files Stored Online via Windows Explorer [ReadWriteWeb]

GLADINET - Access Without Boundaries

 http://www.gladinet.com/