iPhoneを無線ルータ化してしまう「PdaNet for iPhone」
iPhoneにはSafariもメーラーも入っているのだけれど、それでも母艦のコンピュータからインターネットに接続したい!という人のために。もちろんパケット定額や規約上の問題をはらむかも知れないのであくまでも自己責任の上で。
JailBreak必須のアプリケーション
ちなみにJailBreak必須で、iPod Touch向けには使えないのでご注意を。
今回紹介するフリーウェアはPdaNet for iPhone、iPhoneを無線ルータ化してしまう、ある意味恐ろしいソフトウェアです。
PdaNetはJailBreak後のアプリケーションインストーラーであるCydiaを使ってインストールします。なのでインストール自体はごく簡単。次のステップとして、母艦側のコンピュータでアドホックによる無線接続を作成します。Mac OSXであればネットワークの作成を選べばOK。パスワードの設定は自由です。
立ち上げるとこのような画面
その後、iPhoneから作成したネットワークに接続します。これで準備は完了。PdaNetを立ち上げれば母艦からiPhoneの無線、そして3Gネットワークへの禁断の道が開かれます…。
立ち上げてみると分かるのですが、パケットの受信量や、バッテリーの状況が表示されます。実際、使っているとバッテリーの消費量がぐんと上がるようです。前述の問題もはらみますので、あまり多用は禁物なアプリケーションと言えそうですね。
個人的には母艦からはEモバイルを使っているので、iPhoneを経由する必要性はないのですが、地下鉄構内やちょっと田舎に移動しただけで使えなくなってしまうのが弱点ではあります。その点、ソフトバンクのネットワーク網なら、Eモバイルに比べればずいぶん範囲は広いので安心かも知れません。
PdaNet for iPhoneという名称からも分かりますが、他の兄弟アプリケーションとしてWindows Mobile版、PalmOS版も存在します。Windows Mobile版はEM・ONEαとかWillcomのW-ZERO3を持っている方にはぴったりかも知れません。
この手のソフトウェアは幾つかありますが、有料だったり設定が面倒だったりする中にあってPdaNetはほぼ設定無用で使えるのが利点かも知れません。いずれにせよ、利用の際には自己責任の上、お願いします。
PdaNet – Use your iPhone as a Wireless Router for your PC/Mac