プログラミングは単なる文字列の羅列ではない。そこには開発者の思い、情熱の全てが注ぎ込まれている。何となく作ったものは見難く、バグをはらんでいる。しかし愛をもって接すれば、理路整然とした美しいプログラミングコードが生まれることだろう。

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まるでアート作品。左側のコードで生成される

 

そんなことをこれを見ていて感じた。アートをプログラミングするのだ!

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはContext Free、アート用言語を使って見事な作品を描くソフトウェアだ。

これまでにも同様のソフトウェアは幾つか紹介してきた。そうしたものは大抵が幾何学的なものが多く、線や文字を使って表現してきた。だがContext Freeはもっとアナログ的な、まさにアートの世界を描ききる。

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これくらいアナログ的な作品もできる

 

ランダムな要素を埋め込むことで、レンダリングを行うたびに異なる結果を得ることができる。どのような作品に出会えるのか、作っている本人すら分からないというのはどきどきしてしまう。

しかもプログラムで作られているので緻密な部分であっても正確に描くことができる。公式サイトには様々な作品がソースコードとともに掲示されている。ぜひ実際にレンダリングしてその面白さを確かめてみて欲しい。

今はまさに芸術の秋、理系だからアートな才能はないと諦める前に、プログラマーだからこそできるアート作品を作ってみてはいかがだろう。

 

Context Free Art

 http://www.contextfreeart.org/