オンラインのオフィス空間を提供する「Group-Office」
グループウェアはそろそろ進化すべき時に来ていると思う。カレンダーや伝言、ファイル管理、プロジェクト管理と言ったような情報をただ登録して閲覧するだけではなく、Webアプリケーションとして新たな価値を与えるのだ。
タスク管理
その第一段階としてはインタフェースの改善があげられるだろう。Webサイトっぽさを残したインタフェースでは戦略的にはなれない。まるでローカルアプリケーションのようなUIを得たGroup-Officeを紹介しよう。
Group-OfficeはSourceforge.net上で公開されているオープンソース・ソフトウェアで、AGPL(Affero General Public License)の下に公開されている。
Group-Officeで提供されるのはメール、タスク管理、スケジュール、アドレス帳、ファイル管理、ノートとなっている。インタフェースはドラッグアンドドロップやAjaxが利用されており、まるでローカルアプリケーションのような操作性だ。
カレンダー
ダッシュボードではモジュールを自分の好きなように配置してデータを管理できる。すぐにメモできて自動保存されるノートが意外と便利だったりする。ファイル管理ではJavaを使うことでフォルダ単位での一括アップロードができる。
カレンダーはもちろんGoogleカレンダーばりにマウスでドラッグするだけで時間が予め入力されるなど使い勝手は良い。インストールも専用のウィザードを使って簡単にできるなど利点が数多いソフトウェアだ。
日本語化がされていないなど、物足りない部分もあるかも知れない。だがこれからはこうしたインタフェースを持ったWebアプリケーションが増えてくるはずだ。Group-Officeは新しい戦略的なグループウェアの使い方を提案してくれそうだ。
モジュール管理
Group-Office groupware - Your online office
SourceForge.net: Group-Office groupware