CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれる類のソフトウェアは数多く存在している。プラグインに対応したCMSはそれ自体がフレームワークであり、プラグインを開発するなどしてWebサービスを構築しているケースもある。

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ユーザページ

 

しかしプラグインの機能を増やしすぎると余計なセキュリティホールを生んだり、フレームワークの学習コストがついて回ってしまう。そこで、もっと一般的なフレームワークをベースにして構築すれば、プラグインではなくとも拡張が容易いシステムができあがるかも知れない。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWildflower、CakePHPを使ったCMSだ。

CakePHPであれば、その習得コストは新しいCMSを覚えるのに比べると低く済みそうだ。そしてプラグイン機能ではなく直にカスタマイズしてしまえば、セキュリティの問題も回避できる可能性がある。

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管理画面

 

元々、カスタマイズを前提にしているようで、新しいアクションの作り方なども説明されている。CMSの文化と切り離してCakePHPのMVCに沿って開発できるので、後々のメンテナンス性も良さそうだ。

開発では管理画面が疎かになることがあるが、Wildflowerの場合は元々見栄えのいい管理画面も用意されている。カスタマイズ必須のCMSを開発する際にベースとして導入してみるのも良さそうだ。

 

Wildflower - CakePHP CMS

 http://wf.klevo.sk/