※ 画面は公式サイトデモより

JavaScriptのデバッグによく利用されるものと言えば、alertだろう。簡単に使えて便利な関数だが、ブラウザの処理が止まってしまったり、長文の表示が難しいなどデメリットも数多い。

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alertとお別れするためのJavaScriptデバッグツール

 

そこで使ってみたいのがBlackbirdだ。Google Code上で公開されているオープンソースのJavaScriptアラートだ。

Blackbirdは見た目の格好いいフローティングダイアログにログを表示できる。デバッグ、インフォ、ウォーニング、エラー、プロファイルの5つのメッセージパターンが設定できる。Blackbirdのウィンドウでは各メッセージタイプの表示、非表示が切り替えられるようになっている。

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表示位置の変更、表示するメッセージの種類が変更できる

 

さらにF2キーを押して表示/非表示を切り替えたり、Shift + F2キーで表示場所を切り替えることができる。メッセージのクリアなどはブックマークレットをブラウザに登録しておくことでクリック一つで消去することができる。

必要なデータはJavaScriptファイルとCSSファイルとなっている。これをデバッグのテンプレートとして作成しておけば、読み込んですぐにデバッグができるようになる。アラートとは異なり処理も止まらず、必要なデータだけをすぐに表示できるのが魅力だ。

動作はIE6以上、Firefox2以上、Safari2以上、Opera9.5とモダンなブラウザは概ねサポートされている。Webサービス開発者は利用するメリットが多いツールだろう。

 

**Blackbird - Open Source JavaScript Logging Utility

 http://www.gscottolson.com/blackbirdjs/**

**blackbirdjs - Google Code

 http://code.google.com/p/blackbirdjs/**