コンピュータは基本二次元で、三次元を表現するのは難易度が高い。それだけに見た人に与えるインパクトは格段に変わってくるだろう。例えばGoogleマップで見た衝撃と、Google Earthで見た衝撃の違いとでも言えるだろう。

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ダイナミックに動く3Dライブラリ

 

今後、3Dをうまく使ったWebサイトは増えていくだろう。その時にはAjaxなどのJavaScriptベースの技術ではなくFlashを使ったものになるだろう。その際に役立つのがこうしたライブラリだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはVectorvision、ベクターベースの3Dエンジンライブラリだ。

Vectorvisionはサンプルを見てもらえればどういったことができるか貰えるだろう。フォントが空間を漂ったり集結して何かの文字を表示したり、マウスの動きに合わせてインタラクティブに大きさや速度が変わっていく。

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このような表現もできる

 

ベクターベースということもあってか、動作は軽快だ。別途作成するフォントデータを使えば、1文字ごとに裏返ったり回転したりする操作も容易だ。SVGライブラリも使っているので、SVGによるイラストデータを表示することもできる。

既に幾つかのサイトで利用されているとあって、それらのサイトを見れば表現性の高さが分かってもらえるはずだ。需要が増えてくるはずの3Dを効率よく開発するためにも知っておきたいライブラリだ。

 

vectorvision - Google Code

 http://code.google.com/p/vectorvision/