CakePHPを使ったショッピングサイト「BakeSale」
※ 画面は公式サイトデモより
オープンソース・ソフトウェアといえども、カスタマイズを行う際には様々な苦労が伴う。スクラッチで開発している場合は特にそうだ。その点、フレームワークを利用していると作り方が分かりやすくなり、ソースも追いやすくなる。
商品一覧
そうなればカスタマイズもしやすくなるだろう。PHPのフレームワークであるCakePHPを使ったこちらのソフトウェアも同じだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはBakeSale、CakePHPを使ったシンプルなショッピングカートシステムだ。
BakeSaleはごくシンプルなショッピングカートシステムで、商品を追加し、決済を行い、管理画面で受注ステータスを変更するといった流れができる。シンプルであるが故にカスタマイズも柔軟にできるだろうし、何よりCakePHPを使ったことでソースコードの視認性も高い。
管理画面
Wikiのようにコンテンツをその場で編集することもできるようになっている。他にも検索エンジン向けURLを生成する機能や、全面的にCSSを採用することでデザインカスタマイズを容易にしているといった特徴がある。また、osCommerceをベースにはしてないと書かれている。
シンプルであることを重視しているので、ECサイトで良くある広告管理の機能や会計のシステム、レーティングなどの機能はない。ERPやCRMといったようなエンタープライズを意識した趣もない。ただシンプルに、商品を載せて販売することに特化している。
システムは状況や売上に応じてフレキシブルに変わるべきだ。月数万を稼ぐのに向いていた簡易的なシステムをカスタマイズして月数千万円の売上を支えるシステムにするのは困難だろう。だがオープンソースであれば乗り換えだってできるはずだ。十数点の商品を手軽に管理したいならBakeSaleを採用してみるのも良いのではないだろうか。
決済画面
BakeSale- simply shopping cart