記事を書いていると、インターネットや書籍を参考にさせてもらったり、引用したりするケースは多々ある。それはブログの記事、雑誌向け、論文など様々なケースが存在するだろう。それらの情報を管理するのにSBS(ソーシャルブックマークサービス)を利用する手もあるが、タイトルとURLだけでは後で見返しづらい。

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様々なオンライン情報を一元管理できる

 

気になった情報をメモしておいたり、書籍をコレクションしておいたりするのに便利なソフトウェアがZoteroだ。Firefoxアドオンとして動作し、ソースコードも公開されているオープンソース・ソフトウェアだ。

ZoteroはWebブラウザを使って情報を調べたり、メモしておいたりすることが簡単にできる。インストールするとブラウザの右下にZoteroのアイコンが表示されるようになる。これをクリックするとZoteroのコレクション内容が表示される。

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設定画面

 

情報はメモやURL、書籍、新聞記事、学術論文など多岐にわたって分類できる。その他ブログや地図、特許などもある。ブラウザから指定範囲を選択してメモを作成すると、画面全体のスナップショットも自動で作成してくれる。後で見返す時に容易になるだろう。

情報は参考文献リストという形で出力でき、リスト作成が簡単にできるようになる。メモの検索やタグ付け、カテゴリ管理もできるので必要応じて使い分けると良いだろう。各情報にはメモや添付ファイルを付けることができる。

便利な機能として、Amazonで書籍を見ると、アドレスバーに本のアイコンが表示されるようになるという機能がある(メタタグが埋め込まれているのだろう)。これをクリックするだけで書籍がZoteroにストックされるようになる。そして参考文献リストを作れば良い。

論文作成の用途はもちろん、日々の情報スクラッピングやブログのメモ帳など人によって様々な使い方が考えられるだろう。Zoteroはごく手軽に使えるので、ぜひ一度試してみて欲しい。

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Amazonで使うとアドレスバーに本のアイコンが出るようになる

 

Zotero: The Next-Generation Research Tool

 http://www.zotero.org/