音楽の世界はフィーリングによる部分は大きいと思っている。だが、音楽の世界に携わっている方にしてみれば、音楽の成り立ちや組み立て、組み合わせなどはきちんとした理論、言わば公式によって成り立っているのかも知れない。感性による部分も大きいだろうが、ロジック的な部分もありそうだ。

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チャートのように変換ロジックを組み立てていく

 

それを感じさせてくれるのがこのPure Dataだ。Pdという名前でも知られるこのオープンソース・ソフトウェアは音響合成をロジックに展開するソフトウェアだ。

Pure Dataはチャートのような画面に対してオブジェクトやメッセージ、数値、スライダ、ラジオなどを配置して線で結んでいくことで音声処理を可能にしている。フローチャート風なのがロジックな展開をみせてくれて面白い。

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メインウィンドウ

 

主にMIDIや音声に対しての処理を行うのが目的のようだ。この分野ではMaxと呼ばれるソフトウェアがあり、それを模した形で提供されるソフトウェアとのことだ。感性の部分をビジュアル的に、ロジックを組んでプログラミングできるのが面白いソフトウェアだ。

筆者自身が音楽に疎いので、あまり突っ込んだ説明ができず申し訳ない。興味のある方はぜひ、自分の目で、手でPure Dataを楽しんでみて欲しい。

 

Pure Data — PD Community Site

 http://puredata.info/

SourceForge.net: Pure Data Computer Music System

 http://sourceforge.net/projects/pure-data/