※ 画像は公式サイトより

これは面白い!

Amazonの強さは物流システムやECサイトの使い勝手などもあるが、完全なコンピュータベースでのリコメンデーションにもその一因がある。ユーザの行動履歴を全て補足し、そのユーザにあった商品を提案することで購入につなげるシステムだ。

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デモアプリケーション。記事を選択すると、別な記事を提案する

 

これは何もECサイトに限らず、最近でははてなブックマークでも関連記事を載せるようになっている。ニーズの連結をはかることで、さらにユーザをつなぎ止めておくことができるようになる。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRichContext、オープンソースのリコメンデーションエンジンだ。なおライセンスはApacheライセンスをベースにしているが、修正して独自のライセンスになっているのでご注意いただきたい。

RichContextは専用のアプリケーションサーバを介して利用するソフトウェアで、Webサーバにおけるユーザの動線をRC-APIを通じて解析し、そのユーザにあったコンテンツをお勧めできるようになる。まさに「この商品をみた人はこちらも見ています」といった提案ができるようになるのだ。

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RichContextのサイト

 

既存のデータを解析することによって出来上がるので、導入は低コストに抑えることができる。また、CGMなどを通じて集められたデータも解析することが可能だ。さらにキーワードの検索結果に対しても各ユーザの嗜好に合わせることが可能とのこと。

例えばニュースサイトでの利用や、ブログでの利用など様々な場面で利用することができるだろう。この手の機能はポイント計算方法や解析手法が各システムによって異なり、開発や最適化のコストが大きくなりがちだ。RichContextであれば容易に、かつ低コストでリコメンデーションを実装することが可能になる。

 

via イーウェーヴ、Webサイトのリコメンド機能ソフト「RichContext」をOSS公開 [Open Tech Press]

RichContext:RichContextとは

 http://www.richcontext.jp/rss/richcontext.jsp