※ 公式サイトデモより

ローカルのアプリケーションの中で、ブラウザやメーラーといったインターネットのつなぎ手になるアプリケーションはセキュリティに注意する必要がある。放置しているといつの間にかセキュリティパッチが出ており、適用していないブラウザはワームなどの被害に遭うことになってしまう。

ピクチャ 239.png

Firefox向けの警告

 

そうした危険なブラウザを関知し、Web上で警告を出すライブラリがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPushup、ブラウザバージョンチェックライブラリだ。

PushupはIE、Firefox、Opera、Safariといったメジャーなブラウザに対応したソフトウェアで、ユーザエージェントから判断して、指定したバージョン以下のブラウザを使っている場合に注意を呼びかけることができる。

ピクチャ 241.png

Safari向けの警告

 

注意は面倒なものではなく、右上にGrowl風のポップアップが表示される程度だ。これをクリックすると、各ブラウザのダウンロードページに飛ぶことができる。また、指定時間は警告を出さないようにすることもできる。

これによりユーザのアップデートを促すことができ、サポートが切れたブラウザについても、乗り換えを促進できる。これは多数のブラウザに対応する必要があるCSSやJavaScriptの互換性保持コスト低減にもつながるだろう。

例えば文字列を「お使いのブラウザはサポートされておりません」に変えると、サイトによっては便利に使えそうだ。古いブラウザを仕方なしに使っている場合もあるだろうが、知らないだけということもあると思うので、そうしたユーザに対しては親切なシステムになり得る。

 

Pushup : Pushing up the web

 http://www.pushuptheweb.com/