インターネットを使ってファイルを授受することはよくあるが、時々しか発生しない相手とのやり取りは意外と面倒だ。メールを使って行うのは手軽だが、メールアドレスを教えたり、大きなファイルを幾つもやり取りするのには向いていない。

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ログイン後の画面

 

一度ファイルを授受する仕組みを作ってしまえば、相手が増えても容易に対応できるようになる。そこでこれを使ってみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはNephthys、ファイルを授受するための管理ソフトウェアだ。

Nephthysはファイル授受する方式として、FTPまたはWebDAVを利用する。各サービスについては、ApacheのWebDAVや、Proftpdを利用している。その設定情報をNephthysにて提供するイメージのようだ。

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共有作成画面

 

作成は簡単で、バケットと呼ばれるファイル共有の単位名、共有相手のメールアドレス、有効期限などを設定するだけだ。それが終われば相手に通知がいき、送られてきたURLに従ってWebDAVを設定するか、FTPを使ってファイルをアップロード、またはダウンロードができる。

ファイルのやり取りには幾つかの方法があるが、専用のソフトウェアを用いずにエクスプローラやFinder上で作業できるのが手軽だ。Nephthysを使えば設定の面倒さなどから解放されることだろう。

 

Nephthys - 概要 - oss.netshadow.at

 http://oss.netshadow.at/projects/show/nephthys