Passenger(mod_rails)の最新版がリリースされ(2.0.1)、さらに便利に、さらに高速化されてパワーアップしている。すでにLinuxやMac OSXに対応しており、乗り換えた人も多いのではないかと思われる。

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設定パネル

 

そんな便利なPassengerではあるが、複数のサービスを同時進行で開発する際に面倒だ、と思ったことはないだろうか。その点はバーチャルホストを設定することで解決するのだが、設定が面倒と思う人もいるかも知れない。そんな人のためのソフトウェアがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPassenger.prefPane、Passengerの設定を初期設定パネルから行えるソフトウェアだ。

Passenger.prefPaneを開き、左側のフィールドにフォルダをドロップする。このフォルダはRailsのルートフォルダだ。そしてアドレスの設定をし、環境を設定すれば完了だ。後はPassenger.prefPaneが自動で設定を行ってくれる。

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ヘルプファイル

 

現状のPassenger.prefPaneではコマンドやファイルのパスが決めうちされており、環境に合わせて編集する必要がありそうだ。だが、それさえ終われば後はhostsファイルを予め設定しておくだけで再起動やバーチャルホストの設定ファイルなどが自動で生成されるようになる。

Railsの開発自体は容易でも、その環境周りや実行環境の設定に手間取ってしまうと面倒に感じてしまう。サーバ環境はmod_railsの登場で大幅に改善した。開発環境もPassenger.prefPaneを使って手軽なものにしていこう。

 

Putting the pane back into deployment · Fingertips

 http://www.fngtps.com/2008/06/putting-the-pane-back-into-deployment