マイクロブログ、特に人気の高いTwitterは「今何をしている?」をコンセプトにメッセージを送り合っている。その投稿インタフェースとして、Webブラウザベースが基本になるが、慣れてくるとWeb APIを経由した様々なクライアントが利用される。

ピクチャ 198.png

パブリックタイムライン

 

その中の一つがIM(インスタントメッセンジャー)だ。そこに注目したマイクロブログシステムがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPritter、IMを使ってポストするマイクロブログシステムだ。

Pritterは認証処理などは一切行わない。その代わりに利用するのがJabberサーバだ。例えばejabberdを立ち上げ、それに専用ユーザを作る(恐らく普通のJabberサービスも利用可能)。後はそのユーザに対して別なIMからポストすれば良い。

ピクチャ 199.png

プロフィールページ

 

Pritterが受け取ったデータは、そのまま表示されていく。つまりPritterはTwitter風にメッセージを表示してくれるソフトウェアと言う訳だ。ユーザ登録や認証等の仕組みも不要で、簡単に使い始められるのが魅力だ。

現状はフォローのような仕組みや、ダイレクトメッセージ機能はない。とは言え、ダイレクトメッセージが必要であれば通常のJabberの機能を使えば良いだろう。個人間メッセージングの趣の強いIMに新しい魅力を加えられるソフトウェアだ。

 

pritter-proj - Google Code

 http://code.google.com/p/pritter-proj/

Committers/nakamud - CodeRepos::Share - Trac

 http://coderepos.org/share/wiki/Committers/nakamud