コンピュータの中ではデータが一元管理されていると何かと都合がいい。新しい技術が様々に登場する中、独自の管理手法を利用するものも登場してくるが、インタフェースがこなれていなかったりしてユーザビリティが悪く、利用促進の足かせになってしまうこともある。

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サービスのプロパティ

 

車輪の再発明とは言わないまでも、既存の仕組みをうまく使えばそれだけ開発コストも下がるというものだ。だがオープンソースの場合はそうしなくとも別な人が作ってくれる場合もある。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWindows Rails App Launcher、RailsアプリケーションをWindowsサービスにしてくれるソフトウェアだ。

Windows Rails App Launcherをインストールすると、Rails App Launcherというサービスが作成される。そして一緒にインストールされるアプリケーションと同じフォルダに設定ファイルが作成される。

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設定ファイル

 

設定ファイルにはRailsルートや、起動時のポートが設定できるようになっている。Windows Rails App Launcherをサービスとして起動すると、設定ファイルに従ってRailsアプリケーションをキックしてくれる。

サービスから使う場合はコマンドプロンプトを開く必要もなく、再起動も簡単にできるという利点やWindows起動時に自動実行することもできる。これらをRailsだけでやろうと思うと何かと面倒だろう。Windows Rails App Launcherを使い、新しい仕組みと既存の仕組みを上手に活用しよう。

 

Windows Rails App launcher

 http://windowsrailsapp.sourceforge.net/

SourceForge.net: Windows Rails App Launcher

 http://sourceforge.net/projects/windowsrailsapp