各所で話題沸騰のGoogle AppEngine。Python習得の良いきっかけにもあるだろうし、Googleのパワフルなエンジンを使ってアプリケーションを動かせるというのは気持ちがいい。ベータサービス中とあって、登録から実際の開始まではしばらく待たされるようだが、招待は届いているだろうか。

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AppDrop.comのトップページ。ユーザ登録することで、アプリケーションを開発できるようになる。

 

もし届いていない人、または自分だけのGoogle AppEngineを構築したいという野望を持った人は、こんなソフトウェアが存在する。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはAppDrop、Google AppEngineクローンとでも言うべきソフトウェアだ。

Google AppEngine自体、ローカル環境でも動作するので、サーバ上でも動作するだろうと言われれば当然な気もする。だがそれを実現してしまうのがすごい。さらにその環境としてAmazon EC2を想定しているところがチャレンジングだ。

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AppDrop.com上で動作させたサンプル

 

なお、AppDropのソースコードをダウンロードすると、Rails2.0系で動作しているようだ(起動できなかったが)。動作するものは現状のAppDrop.comまたは数日後にAmazon EC2のインスタンスとして提供されるとのこと。

現在はコマンドラインでのアップロードには対応しておらず、圧縮してそのファイルをアップロードすることで動作する。また一部機能は実現されていないようだが、相当魅力的なソフトウェアだ。

これまでのWebアプリケーションのあり方を揺さぶるAppEngine、そのクローンを使えばこれまでの方式とミックスした新しい形での開発手法が見えてくるかもしれない。

 

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