Web2.0という単語が色々出回っている。詳細は省くが、その単語の意味するところにWeb APIやRESTfulのWebシステムという要素がある。実際、Web APIが盛り上がったのには、RESTfulの存在が大きい。SOAPのように複雑化した仕様だけでは提供する側も利用する側もコストがかかりすぎた。

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そして様々なシステムにWeb2.0の波が押し寄せている。このソフトウェアもそうだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSchoorbs、Web2.0時代の予約システムだ。

Schoorbsは施設名を登録し、そこに管理者を据えて予約情報を登録していくソフトウェアだ。恐らく個人用のスケジュール機能と並んでグループウェアの中で最も良く利用される機能だろ思われる。

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SchoorbsのどこがWeb2.0なのかと言えば、インタフェースとしてRESTが提供されている点にある。それだけでWeb2.0というのは難しいかも知れないが、機能的には優れており、便利に使えそうだ。

例えば予め多言語化対応されており、日本語表示にも対応している(時々訳が妙だが)。認証は多数に対応しており、DB、POP3、IMAP、LDAP、NIS、NWなどが挙げられている。データベースはMySQLまたはPostgreSQLが対応している。

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RESTを使ってデータの授受ができれば、既存のシステムと連携したり、新しい展開も生まれる可能性がある。今後のシステムにはそうした別システムとの連携を前提とした機能提供が求められるのだ。

 

schoorbs - Google Code

 http://code.google.com/p/schoorbs/