※ 画像は一部公式サイトデモより

Web2.0(?)の特徴はCGMや共有と言ったキーワードだ。サイト側から与えられるコンテンツではなく、ユーザが皆で協力してコンテンツを作り上げていく楽しさがある。ブックマーク、ニュース、コミュニティ…様々な要素がシェアされている。

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そうした中、これもまた新しい共有の要素になるだろう。それはソースコードだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはReview Board、ソースコードレビュー共有サービスだ。

Review Boardはリポジトリを登録し、そのDiffファイルを使ってReview Board上でソースをグラフィカルに表示する。そして差分に対して皆でコメントしていくのだ。ソースの一部分に対して的確にレビューできるので、分かりやすい。

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SubversionやCVS、Perforce、Git、Mercurialのリポジトリに対応している。興味深いのは、あのVMWareの開発にReview Boardと同様のソフトウェアが利用されているということだ。あの規模の開発に使われているとなれば、大抵のプロジェクトに組み込めそうだ。

Review BoardはPythonで開発されている。インストールには色々と手間取ったが、コンセプトは非常に面白い。これを本格的なサービスとして立ち上げれば、きっと利用者も増えるだろうと思われる。

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ソースコードを公開しているとあって、オープンソース向けのサービスと言える。だが、社内でソースコードレビューを共有したり、知識を貯えていくという意味ではビジネスにも有用だ。ぜひご覧いただきたい。

Review Board
http://www.review-board.org/

reviewboard - Google Code
http://code.google.com/p/reviewboard/