Linux向けソフトウェアをWindowsやMac OSX上で動かす「LINA」
一つのソースコードがプラットフォームの違いを越えて動作する…それは開発者にとってどれだけ魅力的なものになるだろうか。そのような環境を実現するフレームワークは各種存在する。Java、AIR、Siverlightなどだ。
そしてここで紹介するのはLinux向けのソフトウェアを他のプラットフォームで動作させるソフトウェアだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはLINA、プラットフォームの壁を越えるアプリケーション実行環境だ。
ごく単純に言うと、WindowsであればCygwinをベースとした技術で動作しているようだ。そしてMac OSXやUnix、Linux向けにもパッケージが提供されている。それらをインストールするとLINAのランタイムがインストールされる。
次に各アプリケーションをインストールするのだが、現状ではインストーラー付きで提供されているのはnanoのみになっている。これだけでは真価は分からないが、Youtube上にアップロードされている動画をみてみると面白さが分かるかも知れない。
今はβ版とあって、まだできることはあまり多くない。筆者環境ではMac OSX向けインストールができなかったり、Nanoのインストールが失敗してしまった。他にもNanoはDebian Packageを使っているようだったりと、疑問も色々残っている。だが、今後に期待したいソフトウェアでもある。
Open LINA