JavaScriptのデバッグ環境としては、FirefoxであればFirebugで問題ないだろう。だが、他のブラウザの場合はどうだろう。各ブラウザごとにデバッグ環境を作るのは非常に労力がかかるだろう。

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そこで試してみたいのがこのソフトウェアだ。これであればどのブラウザでも利用できる可能性がある。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJackal、JavaScriptデバッグプロキシだ。

JackalはWindows向けのソフトウェアで、MirageというHTTPプロキシソフトウェアを使っている。インストールし、プロキシのアドレスをlocalhost:9889に設定すれば準備完了だ。

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その状態でWebサイトを見ると、左上にJackalのアイコンが表示される。これをクリックするとデバッグウィンドウが表示される。JavaScriptの実行はもちろん、エレメントの構造を閲覧することもできる。

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他にも関数の編集や値のウォッチなどができるようだ。JavaScriptが多用されている昨今、こうしたブラウザを超えた(OSは超えられていないが)デバッグ環境の存在は重要だ。

SourceForge.net: Jackal - JavaScript Debugger
 http://sourceforge.net/projects/jackal2d/

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