ECサイトというと、楽天やYahoo!ショッピング、Amazonなどが大手になっている。そしてこれらが完成形であるかのように思われている。が、実際はどうだろう。様々なブラウザに対応するために仕組みは昔からあまり変わらず、クールではない（Amazonでは様々な試みが見られるが）。

ショッピングサイトも新しく変わらなければ、いつしか飽きられてしまう。また、見た目で安心感や購入意欲をかき立てることができるはずだ。そこでWeb2.0（？）型ECシステムを紹介しよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPrestaShop、クールなインタフェースを持ったECシステムだ。

PrestaShopはPHP+MySQLで作られたソフトウェアで、インストーラーもついて手軽に構築できる。非常に多数の機能が実装されているが、整然と並べられており、さらにクールなインタフェースと組み合わせることで分かりやすい構成になっている。

商品管理や購入後の管理はもちろん、アクセス解析によるトラッキングや決済システムのモジュール、ユーザ管理など様々な機能がモジュール化され、自由に選択できる。SEOを意識したURL作成機能もある。

ユーザ側の画面も分かりやすく、使い勝手が良い。多言語対応していることもあって、商品によっては海外発送不可などグローバルな対応を可能にしている。英語圏もそうだが、ヨーロッパなど幅広くECを展開する際にも容易に対応できるだろう。

ECサイトを一から組み上げることは殆ど意味をなさなくなっている。むしろパッケージやオープンソースを導入し、早期立ち上げを優先した方が良いだろう。

PrestaShop™ e-Commerce Solution - Free Open-Source shopping cart software for Web 2.0
　http://www.prestashop.com/