XHTMLとCSSを使ってPDF作成「Prince」
やはりWeb文章とは違い、印刷となると組版が重要になる。横幅の文字数が変わったり、画像が横に並べられると見やすいからだ。印刷レベルの組版をサポートしたPDF作成ソフトウェアは幾つか存在する。だが、どれも手軽とは言いがたかった。
XMLを駆使して記述しなければならなかったり、細かい制約も多かったりする。もっと手軽に文章を作成できないか、そう考える人はこれを使ってみよう。
今回紹介するフリーウェアはPrince、XHTMLとCSSを使ったPDF作成ソフトウェアだ。個人利用に限りフリーなのでご注意いただきたい。
PrinceはXHTMLファイルを読み込み、それにCSSを組み合わせることで印刷品質のPDFを生成するソフトウェアだ。サンプルで見ると、かなりレベルの高い文章が得られることが分かるだろう。
もちろん、記述する上での制約もあるようだが、それでもブラウザベースで十分読める構成になっている。そして変換すれば印刷しても読みやすいPDFに仕上がる。
PDF中のリンクや、パスワード付与、外部イメージの読み込みにも対応する等機能は多い。他にもSVGやMathMLにも対応している。
組版が手軽にできれば、紙に印刷しても十分読める文章ができあがる。レポートや投稿など、様々な場面で利用できそうだ。
Prince: What’s New
http://www.princexml.com/
via PDF 千夜一夜: 2007年12月05日アーカイブ