Windows Mobileの便利さは、メインで利用しているPCやデータと同期できてこそだ。単体で扱うのではなく、普段使っているデータを外部に持ち出せるという点が重要だ。

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Outlookとの同期は標準で可能だ。Web APIを公開しているGoogleカレンダーとの同期ソフトウェアも存在する。そして、オープンソースのMUAであるThunderbirdを使っているならこれが便利だ。

今回紹介するフリーウェアはFinchSync、Thunderbird/SunbirdとWindows Mobileを同期してくれるソフトウェアだ。

FinchSyncはJavaで作られており、メインのコンピュータでサーバを立て、Windows Mobile側からも専用クライアントで接続する。クレードルの必要はなく、IPアドレスベースで接続するので無線が使えて便利だ。Mac OSXのThunderbirdのデータも同期できるというのが良い。
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Java製なのでWindows/Mac OSX/Linuxとマルチプラットフォームで動作するはずなのだが、筆者環境ではWindowsでThunderbirdを利用することができなかった。Mac OSXでは問題なくできた(アドレスファイルはWindows版Thunderbirdのものを利用)。
日本語のデータも同期でき、便利だ。Thunderbird/Sunbirdを使ってスケジュールやコンタクト情報を管理している方はぜひ使ってみて欲しいソフトウェアだ。

FinchSync Home
 http://www.finchsync.com/