Rubyのカバレッジツール「rcov」
システム開発におけるテストの重要性は言うに及ばない。が、大抵時間がなくなってしまって正常系のテストだけで終わってしまうことになる。
そうすると、もちろん異常系の処理になった途端、システムエラーを引き起こす。何をすべきか、それは予期している問題点を全て把握できるかどうかだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはrcov、Ruby向けのソースカバレッジツールだ。
カバレッジツールとは、対象のプログラムソースが処理を一巡する中で通った場所と通っていない場所とを見極めてくれるソフトウェアだ。これを使えば通っていない場所は元々不要か、またはテストしていない場所かのどちらかに分けることができる。
結果はHTML形式でのレポートの他、標準出力でも可能だ。全体のコード量に対するカバレッジ率や、あるポイントを何回通ったかといったことも提示してくれる。
なお、公式サイトではRuby on Railsでも利用しているスクリーンショットが掲載されている。rcovを使えばテストの効率は非常に良くなると思われる。ぜひお試しを。
eigenclass - rcov: code coverage for Ruby
http://eigenclass.org/hiki/rcov