カードでつながるコンテンツ「Wagn」
情報と情報は何らかのつながりを持っている。Wikiの場合はそれがリンクという形で表される。とは言え、情報は必ずしもリンクだけで関連性が表せるとか限らない。
手動というのは多少面倒な気もするが、リンクと組み合わせる事で利用価値は高まるかもしれない。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWagn、Rails製のWikiエンジンだ。
WagnはRails製のWikiエンジンであり、MySQL/PostgreSQL/SQLite3をサポートしている。Ajaxも様々な場面で利用されており、動作はスムーズだ。
通常のWikiとしての機能は、リンク/最近の更新/更新履歴/アクセス権限等がある。特徴として、各Wikiのページをカードという単位で管理する点にある。
各カードはカードによってその種類を定義したり、扱うデータの種類を定義できる。例えばデータの種類を日付として定義すると、カレンダーだけが表示されるようになる。他にもディスカッションやイメージ、ファイル等がある。
そしてカード同士のつながりを定義するカードも存在する。この場合、データの種類は定義できない。このつながりを定義するカードはカード名がタグのようなもので、そこに注釈をつけられるとでも言えば分かりやすいだろうか。
実際使ってみると何となく分かると思うが、言葉にしただけでは難しいかも知れない。ぜひ使ってみて、データのコラボレーションを楽しんでみてほしい。
Wagn.org: Wagn.org
http://wagn.org/wagn/Wagn.org
RubyForge: Rusted Old Wagn: Project Info
http://rubyforge.org/projects/wagon/