Web上でオフィスドキュメントを生成して欲しい、という要望を受けたことはないだろうか。大抵、CSVファイル出力で逃げたり、PDFを生成したりという手を使うが、今後を考えると抜本的な解決をしたいところだ。

そこで使ったみたいのがオープンソースなオフィススイート、OpenOfficeだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPuno、PHPとOpenOfficeを連携させるソフトウェアだ。

PunoはPHPの拡張ライブラリとして提供される。プログラム側でOpenOfficeのオブジェクトを呼び出し、文字を打ち、出力することができる。

PDFへのエクスポートが使えるので、同様の操作でMS Officeに対応した出力もできるだろう。PHPによるExcel操作などのライブラリも存在するが、一括して取り組むならOpenOfficeを使ってドキュメント、表計算、プレゼンテーション、ドローとあらゆるオフィスドキュメントに対応するのが良いだろう。

オープンソースの方が、他のオープンソースとの連携は容易だ。OpenOfficeをクライアントとして使うのではなく、サーバサイドで使うという新しい利用法だ。

Puno - PHP / OpenOffice Bridge
http://puno.sourceforge.net/