Eコマースサービスをやりたいと思うなら、もはやスクラッチ開発と言う道は止めたほうが良い。必要な機能は概ね決まっており、優秀なオープンソースも数多く出揃っている。

やるならばスクラッチの開発でかかるであろう期間を全てソースコードの熟読に当てたほうが良い。そして必要な部分をカスタマイズすれば良い。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはMagento、本格的Eコマースシステムだ。

Magentoはフロントエンドとバックエンドの両方を備えたEコマースシステムだ。初期セットアップ時点からデモデータが投入され、試すことができる。非常に見やすい画面構成だ。

会員登録せずに購入できる機能やクレジットカード機能(SSLが予め考慮されている)等がフロント側で実装されており、買い物がしやすい。商品画像はFlashで登録することで、拡大縮尺ができる等、勝手のよさが感じられる。

バックエンドでは受注管理はもちろん、レポーティング、ニュースレター、投票や新規ページを作れるCMS機能、プロモーション管理、顧客管理機能がある。顧客ごとのタックス(値引きなど)管理も可能だ。

Eコマースとしての機能は殆ど実装されているように思える。後はデザインとプロモーション、そして若干のカスタマイズで十分だろう。Eコマースを成功させる鍵はシステムではない(そこは最低限)、あなたのアイディアとプロモーションに注力するのが重要だ。

Magento - Home - Open Source eCommerce Evolved
http://www.magentocommerce.com/

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