MacBookに特化したLinux「Elive for MacBooks」が登場 | エンタープライズ | マイコミジャーナルより。

ノートPCはデスクトップに比べるとLinuxをインストールするのが大変な場合が多い。ドライバが特殊で、ディスプレイ、サウンド、無線LAN等の設定が必要なことが多いからだ。

それらを克服して提供されるディストリビューションは便利な存在だ。しかもライブCDまであると手軽に試すこともできる。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはElive for MacBooks、MacBookに特化したディストリビューションだ。

Elive for MacBooksはDebianをベースに開発されたディストリビューションで、MacBook上で動作させる前提で開発されている。そのため、ファンクションキーを使った明度調整、音量調整に対応する等、専用に特化している。そのため、ディスプレイやサウンドドライバはそのままで良いのはもちろん、無線LANも利用できる。尚、iSightは筆者環境では認識しなかった。また、日本語環境はなく、日本語入力はできない。

右クリックはタッチパッドの二本指で可能だ。同じくスクロールも二本指で可能だが、多少感度が悪かった。ユーザ名は「eliveuser」パスワードは「elive」で利用できる。尚、ユーザ名をrootに変えればrootでログインできる。

多数のアプリケーションが予めインストールされている。Firefox(Debian向けなので、Iceweaselとなっている)、Thunderbird、GIMP、Blender、OpenOffice等が利用できる。QEMUを利用して、Elive for MacBooks上でElive for MacBooksを動作させることもできる。

MacBookでLinuxを動作させるなら良い選択肢となるのではないだろうか。

Where Debian meets Enlightenment
http://www.elivecd.org/