時々、こんな考えを聞く「世界中の人が1円ずつくれれば、60億円近く集まるのになぁ」。考え自体は色々突っ込みどころもあろうが、気にならないくらいの小さなリソースであっても、皆で集めればそれなりの価値が出るというのは確かだ。

それを使ったP2Pプロジェクトがこちらだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOMEMO、HDDリソースを共有化するP2Pネットワークソフトウェアだ。

OMEMOを起動すると、どれくらいHDDを共有するか選択できる。最近はHDDの大容量化が著しいので、多くのリソースを割り当てられる人も多いだろう。

と、そこまでは分かるのだが、その先は現時点では不明だ。ブラウザベースのコントローラーがあるのだが、表示はいまいちだし、共有されているHDDがどこにマウントされて、どう操作するのか等は分からない。

プロジェクトとしては、皆で出し合ったリソースを皆で共有しようというもののようなので、今後の展開を待つ所ではある。P2Pと言われると違法ファイルの問題が、となりそうだがBitTorrentのようにファイル配信方法として定着しつつあるものもある。技術的には素晴らしいものだけに、更なるバージョンアップを期待したい。

OMEMO
http://www.omemo.com/