あまりに汎用的なソフトウェアは罪だ。あまりに魅力的で利用範囲が広く、何でもできてしまうので他の専用ソフトウェアが霞んでしまう。

その意味でそれPlaと言う言葉すら生み出したこのソフトウェアは非常に罪なソフトウェアだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPlagger、RSS時代のシステムパイプになりえるプラットフォームだ。

Plaggerの魅力はそれ単体の魅力のみならず、その汎用性の高さから開発されたりプラグインや設定ファイルが、どんどん創造性を高めている事にあると思う。実際、利用ケースを見てみると色々なものが存在している。

発端となった、BloglinesのデータをGMailに転送する所からはじまって、mixiをはじめとするSNSの自動巡回、料理レシピの取得、PDF出力などなど。ただし、これらはプラグインや設定ファイルで実現されているものであって、Plagger単体としてはスマートなソフトウェアになっている。

他 にも組み合わせて作られたCDTube(カウントダウンチューブといったサービスや、ピザやお寿司の注文もできる。実用性という意味では低いのかも知れないが、Plaggerが開発者の創造性を高めていった結果なのだと思う。

唯一の欠点といえば、インストールの難しさとCUIで設定を行うといった事だろう。だが、設定をWebアプリケーションとして指定できるようにしたり、何らかのGUIインタフェースを持ったりすると…物凄い事になるかも知れない。

Plagger - Trac
http://plagger.org/trac

WikiStartJa - Plagger - Trac(日本語)
http://plagger.org/trac/wiki/WikiStartJa

Tatsuhiko Miyagawa / Plagger - search.cpan.org(CPAN)
http://search.cpan.org/dist/Plagger/