Wiki発Latex・PDF経由プレゼン行き「Wiki2Beamer」
見る度にそう思うのだが、正直PowerPointを使ったプレゼンテーションは飽きてしまった。技術系のプレゼンテーションを一度見てみると良い。様々な工夫をこらした、見栄えにこだわった(こだわり過ぎの場合もあるが)プレゼンテーションが見られるはずだ。
内容がないのは論外だが、折角のプレゼンテーションであれば、見た目であっと言わせるインタフェースにこだわりたい。あなたがそう思っているなら、今なら間違いなく人目を引くプレゼンテーションソフトウェアをご紹介しよう。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWiki2Beamer、Wiki発Latex・PDF経由プレゼン行きなソフトウェアだ。
何のことやらと言う感じだろう。一つずつ説明したい。まず、文書の形式はWiki調だ。Latexのちょっと難しい記法に比べると、制限はあるが分かりやすい表記で書くことができる。記法もそれほど難しくはなさそうだ。
そして、Wiki2Beamerの出番だ。出来上がった文書をコンバートして、Latex文書に仕上げることができる。ここでWiki発Latexまでたどり着いた。
さらにそのままpdflatexコマンドを実行すると、LatexファイルがPDFへコンバートされる。しかも、その内容はプレゼンテーション形式になっているのだ。BeamerというTeXフォーマットになっている事で、手軽に変換できる。
プレゼンテーションといっても、単なるA4横向きに並んでいるだけではない。一番下にはナビゲーションボタンが付き、それをクリックすることで次のページへ移動することができるようになっている。まさにWikiからはじまって、プレゼンテーションが出来上がるのだ。
ここまで手間をかける必要があるかどうかについては各人に判断を任せたい。だが、サンプルにあるようなプレゼン資料を見たら、何で作ったのか聞いてみたくなるのではないだろうか。
start [wiki2beamer Project Homepage]
http://www-user.tu-chemnitz.de/~mren/wiki2beamer/doku.php
SourceForge.net: wiki2beamer(プロジェクトページ)
http://sourceforge.net/projects/wiki2beamer/