WindowsからMac OSXへSwitchした人にとって、既存の資産をどうするかは重要な問題だ。ファイルのコピーで終われば問題はないが、個人的に厄介だったのは外部HDDの扱いだ。

HD-WIU2/R1と言う製品を使っているのだが、4GBを越えるファイルを扱えないと言う問題があったため、早々にNTFSに変換していた。500GBあるため、そうそう簡単にすべてをバックアップしてMac OSXフォーマットにするのも大変だ。しかもそれではWindowsから操作できない。

読み込み専用ではマウントできたのだが、さてどうしたものだろうと思っていた。情報を収集した結果、採用したのがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはNTFS-3G、Mac OSXやLinuxでNTFSの読み書きができるソフトウェアだ。

ごく端的に言えば、Mac OSXであればこれとMacFUSE本体、それにMac FUSE Toolsを組み合わせることで、NTFSドライブの読み書きができるようになる。HD-WIU2/R1で使ってみた限りでは、なぜか自動マウントできなくなったが、手動でコマンドをたたくとマウントできるようになった。

文字コードをUTF-8でマウントする事で、日本語のフォルダも難なく扱えるようになる。自動マウントする方法もあるようなので、それを組み合わせればもんだなく利用できるようになるだろう。

数々のOSに対応しており、FreeBSD / BeOS / Ubuntu / Fedora Core等に対してバイナリやインストール情報が提供されている。

既存の資産の活用に難があれば、移行にも躊躇してしまう。こうした情報を集め、スムーズな移行を実現しよう。

NTFS-3G: Stable Read/Write NTFS Driver
 http://www.ntfs-3g.org/

SourceForge.net: NTFS-3G Safe Read/Write NTFS Driver(プロジェクトページ)
 http://sourceforge.net/projects/ntfs-3g/

Filling the Gap: NTFS-3G for Mac OS X(Mac OSX向け情報)
 http://shadowofged.blogspot.com/2007/03/ntfs-3g-for-mac-os-x.html