バグは予期していない動作が発生した際に起こる。理想的な動作をしている限りはまず起こらない。しかし、膨大なソースコードの中、そうした予期しない動作を探すのは難しい。

そこで便利なのがソースコードのカバレッジソフトウェアだ。通ったコードと通っていないコードとを見分けられれば、通ってない場所がバグの潜んでいる所になる。そしてJavaScript向けツールがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJSCoverage、JavaScript向けのソースコードカバレッジソフトウェアだ。

JSCoverageを使うと、ソースコードの中でカバレッジされていない、つまり通っていないコード部分を見分けることができる。各アクションを試し、全てのコードを通過することができれば、予想は網羅されていることになる。

使い方としては、JSCoverageを使って、JavaScriptファイルを変換する必要がある。そして変換されたJavaScriptファイルを使って、テストを行う。多少面倒ではあるが、Windows/Linuxに対して配布されているので、ASP化するという手もありそうだ。

JavaScriptが大規模化している現在、こうしたテスティングツールの導入は必須だ。あなたのソースコードには、イレギュラーの場合しか使われないコードが爆弾を抱えて潜んでいないだろうか。

 

 

JSCoverage - code coverage for JavaScript
 http://siliconforks.com/jscoverage/