先日、ずっと使っていたモバイル用NECノートPCが壊れてしまい、新しいものを購入する必要性にかられてしまった。そこで選択したのはMacBookで、現在環境を構築している。

これまでもiMacは1台あったのだが、検証や独自の使い方のみであまりWindows側とのデータのやり取りは考えてこなかった。だが、今後はデータを持ち歩くようになるので、 Windows側とデータを共有化できる仕組みが必要になった。

そこでまず取り組んだのがパスワードの共有化だ。WindowsとMac OSXで同じパスワード管理ソフトウェアが使えると便利だ。オンラインサービスも存在するが、やはりそこまで頼るのは怖い。今回はこれを導入した。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPassword Gorilla、マルチプラットフォーム対応のパスワード管理ソフトウェアだ。

尚、Password GorillaはベースとしてPassword Safeとの互換性を持たせているとのこと。Password SafeはWindowsのみのソフトウェアだが、それをさらにMac OSXやLinuxへ対応させたものがPassword Gorillaになる。それぞれデータファイルが共通のものが利用できるので、利便性が非常に高い。

使い方も簡単で、アカウント情報を追加する際にグループを指定すれば、階層管理できる。Ctrl+Uでユーザ名、Pでパスワード、WでURLがそれぞれクリップボードにコピーされるので入力も手軽になる。

 

データベースファイルもパスワードがかけられるので、ファイルが流出しても簡単には中身は見られない。テキストファイル等にパスワードを羅列して管理しているのに比べればよっぽどもセキュアだろう。 

パスワードの管理は厳重に行う必要がある。筆者はこれまでWindowsがメインだったので、ID Managerを利用してきた。異なるプラットフォームを相互に利用するにあたって、パスワード管理ソフトウェアはこのPassword Gorillaへ乗り換える予定だ。

Password Gorilla
 http://www.fpx.de/fp/Software/Gorilla/index.html

MOONGIFT :: Password Safe
 http://www.moongift.jp/2005/09/708/

MOONGIFT :: ID Manager
 http://www.moongift.jp/2005/10/764/