PDFが増えて困ったら「Shoka」
企業間でPDFファイルをやり取りする回数が増えてきた。送り先の環境を気にせず、編集される心配も(ほぼ)なく送れるので便利だからだ。
だが、その代わりにPDFの枚数が増えてきた。請求書等の業務用書類も合わせると相当枚数のPDFが毎月増えている。
そんなPDFの増加に伴って必要になるのがPDF管理ソフトウェアだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはShoka、PDF管理ソフトウェアだ。Mac OSX向けにはDMGファイルで提供され、他のプラットフォームにはWeb Start経由で提供されている。
ShokaはPDFを追加すると、日付で区切ってファイルを登録してくれる。いつ頃に作成されたものか分かれば、大体の判別もしやすい。また、サムネイルも登録されるので、表紙だけではあるがどういった内容が書かれているのか開かずに分かるようになっている。
現時点で検索は有効ではないようだ。尚、サムネイルはサイズ変更ができるので、登録している書類の数に応じて見やすさを調整できる。PDFの枚数に応じて表示のされ方も若干異なるという芸の細かさもある。右側のライブラリは複数登録でき、ドラッグアンドドロップで自由に移動させることができる。
興味深いのは、各種アプリケーションの印刷メニューから「Add to Shoka」を選択すると、自動的にPDFが作成されてShokaに取り込まれる点だ。PDFを作成時点から管理アプリケーションに取り込んでしまえば手間なく扱える。
まだバージョンが0.1.2とあって、機能は決して多くない。だが、PDFを扱う量が増えているだけに今後に期待がかかるソフトウェアだ。