クセロPDFやdoPDF、PDFCreatorなど、プリンタで印刷する要領でPDFを生成するソフトウェアは数多い。また、システム上でPDFを生成するライブラリもある。PDFは数年前よりぐっと身近な(見るだけでなく作る事もできる)存在になっている。

そのための弊害、と言うほどでもないがPCやサーバの中にPDFファイルが増えていないだろうか。

更にPDFは画像と違ってプレビュー(縮小表示)がないので、一つ一つ開いてみなければ何のファイルか分からない。量が増えてはじめて分かる不便さだ。

今回紹介するフリーウェアはMOKUJI、そうした現在にちょうど良いPDF専用の管理ソフトウェアだ。

MOKUJIはPDFファイルを登録したり、フォルダを指定してそれ以下のPDFファイルを一括登録できる。そして分類分けをしたり、プレビューで表示、プロパティの変更と言った操作ができる。

MDIのウィンドウで、管理ファイルは複数作成できる。請求書用や見積もり用、銀行のファイル用と言った具合に分けて管理も可能だ。ファイルサーバに一つ管理ファイルを作成しておけば皆で使いまわすこともできる。

分類はWebでは良く使われるタグではなく、最大3つの分類ラベルによって管理することができる。

いくらでも追加できるタグも便利だが、実際の所は3つあれば十分なのかも知れない。

こちらは登録したファイルの一覧画面。タイトルや著者と言った情報で並べ替えられるのが便利だ。

そしてこちらがプロパティ画面だ。著者、編集者、監修者等といった情報を埋め込む事ができる。

画像やMP3など多数のファイルがある状況下では専用の管理アプリケーションが生まれていく。PDFも同じ流れだ。尚、Windows版とMac OSX版の両方があるのも嬉しい点だ。

MOKUJIROKU
http://www.mokujiroku.org/