サーバのチェックと言えば、SSHで接続して行うのが基本だと思うが、最近ではブラウザ上でチェックするツールも増えてきた。

確かに、ブラウザであれば特殊なアプリケーションも不要だし、手軽にグラフィカルな表示にする事もできる。

サーバが数多くなればなるほど、こうしたツールは有効になるだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはZenoss、ブラウザベースのシステムモニタリングソフトウェアだ。

ベースはZopeを使っており、非常に詳細なシステム情報を表示してくれる。さらにCentOSやFedora CoreであればインストールはRPMから出来、簡単だ。ただし、初回の起動には時間がかかるのでご注意いただきたい(筆者は何度かハングだと思った程だ)。さらに試すだけであれば、VMWareのイメージファイルも配布されているのでこちらを利用する事もできる。

OSのバージョンやメモリ、CPU、立ち上がっているサービス等色々なデータが取得できる。また、SNMPに対応しているので、他のデバイスも監視情報を送ることでZenossでまとめてモニタリング可能だ。そしてレポート機能を利用して、モニタリングした結果をグラフィカルなレポートとして出力できる。

 

 

 

 

難点は動作が多少遅いことだろうか。Zopeと言う大型のフレームワークを利用しているからだと思われるが、モニタリング目的でシステム負荷が大きいのはいただけない。だが、複数台に分かれてくると、一極集中型のモニタリングシステムとして利用できそうだ。

Zenoss : Zenoss Home : Open Source Network & Systems Monitoring
 http://www.zenoss.com/

SourceForge.net: Zenoss Core - Enterprise IT Monitoring(プロジェクトサイト)
 http://sourceforge.net/projects/zenoss