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O/Rマッピングのススメ

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システム開発において、オブジェクト指向やUMLの導入が多くなってきた。これら技術の導入が開発の良し悪しを決定する訳ではないが、統一された手法のためにも規模の大小に関わらず利用されたほうが良い。

関わる大抵のプロジェクトでデータベースが利用されるが、この存在が若干厄介だ。現在の主流はRDBMSで、SQLを通じて利用される。開発における重要なファクターであるにも関わらず、思考が全く異なるのだ。

そんな時に利用するのがO/Rマッピング、データベースをマッピング(対応付け)し、オブジェクトのように扱うことができるツールだ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはiBATIS、O/Rマッピングツールだ。ASF(Apache Software Foundation)により開発されている。

iBATISの特徴は、設定ファイルとなるXMLファイルにSQLを直接書き込む所にある。その中で変数を定義する事ができる。後はデータの取り出し、操作をオブジェクトとして実行できる。

こうしたツールの存在は、開発現場を楽にしてくれるはずだ。設計段階から積極的に取り入れ、開発の手間を軽減して欲しい。それらがコードを減少させ、統一感を出し、引いてはバグを少なくする要因になり得るのだから。